Wordで「文書は保存されましたが、音声認識データを保存する十分な空き領域がないため、データは失われました」

Wordを使用中に「文書は保存されましたが、音声認識データを保存する十分な空き領域がないため、データは失われました」と表示される場合があります。

Word2003では「音声入力データ」や「手書き入力データ」などを保存できるようになっているのですが、これらのデータを自動的に保存しようとして上記のメッセージを表示するようです。
ただ、実際のところ「音声入力データ」や「手書き入力データ」をWordで保存するようなことはない場合がほとんどだと思います。

と、いうわけで音声データの保存を無しにすることで、このエラーメッセージを回避できます。

「Word」で「ツール(T)」-「オプション(O)」を選択します。
Wordを起動してオプションを選択

「保存」タブで「言語データを埋め込む(U)」のチェックを外し「OK」をクリックします。
「言語データを埋め込む」のチェックを外す

ただ、この設定は現在開いているファイルのみ有効ですので、今後新規作成するWordファイルにも有効にするため以下の方法でテンプレートファイル自体の設定を変更します。

まず、「マイコンピュータ」を開きメニューから「ツール(T)」-「フォルダオプション(0)」を開きます。

「表示」タブから「ファイルとフォルダの表示」項目を「すべてのファイルとフォルダを表示する」に変更して「OK」をクリックします。
「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選択

「Word」をキーボードの「Ctrl」キーを押しながら起動します。
「Ctrl」キーを押しながら「セーフモード」で起動

「Wordをセーフモードで起動しますか?」と表示されるので「はい(Y)」を選択します。
Wordをセーフモードで起動する

セーフモードで起動したら「ファイル(F)」-「開く(O)」を選択します。
ファイルを開きます

以下のフォルダにある「Normal.dot」ファイルを「ファイルの種類(T)」を「文書テンプレート」に変更して開きます。

Windows/XP/2000
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Templates
Windows98/Me
C:\Windows\Application Data\Microsoft\Templates

テンプレートファイルである「Normal.dot」を開きます

メニューから「ツール(T)」-「オプション(O)」を選択します。
「ツール」ー「オプション」を選択

「保存」タブで「言語データを埋め込む(U)」のチェックを外し「OK」をクリックします。
「言語データを埋め込む」のチェックを外す

メニューから「ファイル(F)」-「上書き保存(S)」を選択して、「Normal.dot」を保存します。
上書き保存します

「上書きしますか?」に「はい(Y)」を選択します。
「Normal.dot」ファイルを上書きします

これで、次回からWordで新規作成を行っても「言語データを埋め込む(U)」のチェックは外れた状態で作成されます。

詳細はマイクロソフトの以下のサイトをご覧ください。

マイクロソフトサポートオンライン:
Word 2003 使用中または文書の保存時に “文書は保存されましたが、音声認識データを保存する十分な空き領域がないため、データは失われました” と表示される
http://support.microsoft.com/kb/881872/ja

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