ノーツ帳票印刷システム

Lotus Notes/Dominoをご利用の方、フォームデータの印刷にお困りではありませんか?

弊社では、今回Notes上から起動し、帳票の印刷までを行う「Notes帳票印刷システム」を開発いたしました。
お客様のお手持ちのNotesアプリケーションについても、スプリクトとボタンを追加するだけで、簡単に対応できます。

このシステムで作成される帳票はExcelテンプレートファイルを元にしており、PDFファイルとして表示、保存、印刷が可能です。
また、帳票のテンプレートデザインは、自由に変更することができます。

システムの構成

(1)ノーツアプリ上で「印刷」ボタンを押すと、帳票印刷スクリプトが動きます。
(2)帳票印刷スクリプトの中で、「帳票作成モジュール」が呼び出され、以下の処理がされます。
①ノーツビューまたはノーツフォームからノーツ文書が読み込まれ、ノーツ文書のデータがWindowsの一時フォルダにダウンロードされます。
①-1.文書データ→XML形式のファイル
①-2.リッチテキスト内の画像の添付ファイル→画像ファイル
②帳票印刷アプリが起動されます。
(3)帳票印刷アプリでは、以下の手順で印刷を行います。
①Excel帳票テンプレートを起動
②XML形式の印刷データを読み込み帳票テンプレートで指定されたセルに表示します。
③帳票テンプレートで指定されたセルに画像を表示します。
④作成したExcel帳票をPDFに変換します。
⑤作成したPDFファイルを表示あるいは直接印刷します。

帳票印刷の流れ

ノーツビューまたはノーツフォームから帳票のテンプレートを選択し、印刷を行います。

印刷の流れ

帳票出力選択画面

印刷は、上の図のように帳票をPDFとしてプレビューで表示する方法と、直接プリントアウトする方法、左図のように帳票出力選択画面からプレビュー/印刷のどちらかを選択する方法の3パターンあります。

帳票の特徴

帳票は、Excelと連携しているため、お客様が帳票のレイアウトを自由に変更することができます。

【レイアウト変更例】

帳票レイアウト例1

帳票レイアウト例2

動作環境

ノーツクライアント R6以降(Webブラウザでの動作は対象外)
クライアントOS Windows XP、Windows Vista、Windows 7
Microsoft Excel Excel2007以降
(雛型のエクセル帳票を作成するクライアントPCにのみ必要です。)
対応するファイル形式は、xlsxです。xlsには対応していません。
※実行環境には、エクセルがインストールされている必要はありません。
Adobe Reader Adobe Reader9、Adobe ReaderXで動作を確認しています。
フレームワーク .net framework2.0以降
作成されるPDFファイル (1).PDFのセキュリティの制限を使用する場合(※1)
   PDFのバージョン:1.4(Acrobat5.x)
(2).PDFのセキュリティの制限を使用しない場合
   PDFのバージョン:1.3(Acrobat4.x)

※1…PDFのセキュリティの制限を使用する場合は、「Microsoft Visual J#2.0 再頒布可能パッケージ」を
別途インストールする必要があります。使用しない場合はインストールの必要はありません。